まいにち

まいにちを綴ります。(まいにちは綴りません。)

クリーピー

*制作していたある学生誌向けに書いたレビュー三本連続であげる。覚書として。(わたしだけ敬体で書いてて恥ずかしかった。笑)

 

香川照之さんがいい感じに気持ち悪かったです。会話をしていてもどこか違和感を本能的に感じるような演技が素晴らしいと思いました。ただ、被洗脳?側の心理描写が少なくて入り込みずらい印象もあります。サイコパスや人間の恐ろしさを描いた作品は、「自分にも起こりそう」と思えるところに良さがあると思うため、洗脳される方をもう少しわかりやすくしてほしかったです。主人公高倉のトラウマのシーンが冒頭にあるのに、全く活かされていなかったのが残念。終盤2人が対峙するところで、「トラウマがくるか…!?」と思ったのに完全無視でした。勿体無い設定かな、と思います。映画館で観たので、音楽と映像で緊張感はすごくあって良かったです。